連邦制 federal system 2004 9 27
現在、日本では、国と地方の関係を再構築しています。
これに対して、不安を抱く人が多いですが、
それほど、心配することではありません。
昔に戻るだけです。
日本は、江戸時代には、連邦制の国家だったのです。
この時代は、補助金も地方交付税もなく、各藩の独立採算性でした。
その代り、江戸幕府の監視はありましたが、
基本的に各藩には自由がありましたので、
地方の個性を維持でき、地方独自の文化が花咲きました。
明治時代になると、明治政府が中央集権を進めましたので、
地方の個性が失われ、全国均一となってしまったのです。
その結果、日本全国、どこへ行っても、同じような風景となりました。
これからの時代は、知事が藩主となって、いや経営者となって、
地方独自の産業や文化を育てていくべきです。
江戸時代には、江戸幕府を倒せるほどの巨大な藩もあったのです。
改革は地方から。
今までの知事は、自分が子会社の社長だと勘違いしていました。
知事あての通知が、各省の局長名で出されても、それに異議を唱える知事はいなかったのです。
基本的に、親会社の役員(局長)は、子会社の社長(知事)よりも偉いですから。